Hanako×高知家企画!四国最南端・土佐清水でおいしいものめぐり! 味の秘訣「宗田節」のことを知ってますか?

四万十川の流れる西土佐から、お次は海に抱かれた町・土佐清水へやってきたハナコラボ・諸岡なほ子さん。新鮮な海の幸と地元の食文化を支える人々との出会いを求めて、いざ、町歩きスタート!

高知の旅も折り返し。高知市内や西土佐でおいしいものをたくさん食べ歩いてきた諸岡さんですが、この土佐清水では新しいフードカルチャーも根付き始めていると聞き、興味津々!

土佐清水市とは、太平洋に面した海辺の町。特に近海で水揚げされるゴマサバは「清水サバ」と呼ばれ、その新鮮さから、日本でも珍しい「刺身で食べられるサバ」として珍重されています。古くから漁業で栄えた町ですが、聞くところによると最近、その食の豊かさに惹かれて移住する人が増えているとか。一方で、その味を支える「宗田節」の存在も気になるところ。そこで、土佐清水のフードカルチャーを支える移住組と地元組、それぞれのお店を訪ねてみることに。

まずは地元でも話題になっているという、本格派スリランカカレーのお店「いぶりカリィ」へ、突撃!

土佐清水の食材だからこそ作れる本格スリランカカレーの店へ!

諸岡「私、これまで世界各国を旅してきたんですけど、何よりカレーが好きなんです! 東京でも最近は南インドカレーが大人気ですけど、まさか土佐清水でスリランカカレーが食べられるなんてうれしい〜!」

古民家を改装した〈いぶりカリィ〉は、店構えもとっても素敵。店の目の前に立つと、ほのかにスパイスの香りが漂ってきます。

お店の名物は、清水サバが旬を迎える夏場だけ登場する、「清水サバのフィッシュカレー」(900円)。大きなサバフライがのっていて、贅沢です。

諸岡「スパイスカレーと聞いていたので、ガツン!と香りとか辛さが来るかと思ったら、なんだかとっても優しいというか、しみじみしたお味ですね」

店主「南インドのカレーはモルジブフィッシュという魚をダシに使うのが一般的なのですが、うちのは地元名産の宗田節を使っています。削りたてを分けてもらっているので、香りも風味の最高なんですよ」

諸岡「かつお節の中でも希少な宗田節を使っているなんて贅沢ですね! でも、このどこか丸みのある風味はそのおかげなんですね」


ご夫婦で店を切り盛りする中嶋豊さんと亜矢子さん。サーフィンが大好きで、地元の大阪から土佐清水の海に週1で通ううち、移住したいと思うようになったのだそう。

諸岡「豊さんはもともとカレー屋さんだったんですか?」

中嶋「いえいえ、趣味程度で作ってはいたんですけど、本格的に取り組み始めたのは移住を決めてからです。土佐清水は宗田節や清水サバのほか、トマトや玉ねぎなど、カレーに欠かせない野菜類がすごくおいしいんです。これはもうカレー屋をやるしかない!と(笑)」

諸岡「まさに、地元の食材のいいところを凝縮したカレーですね」

清水サバも野菜も旬を迎える夏には、絶対食べるべきひと皿。ちなみに「清水サバのフィッシュカレー」は9月ごろまで食べられるとのこと。

東京から移住したシェフが作る、夏にぴったりのひんやりパスタ。

「いぶりカリィ」で宗田節の奥深い味にハマった諸岡さん。宗田節を使ったユニークなパスタを作っているという噂を聞いて、さっそく足を運ぶことに…。

〈いぶりバル えぶりでぃキッチンpasta店〉は、土佐清水で唯一のパスタ専門店。オーナーシェフの藤田正則さんは地元出身。長崎や東京でシェフの経験を積んだ後、Uターン。昨年3月に念願のレストランをオープンしました。

ペペロンチーノやペスカトーレなど王道のパスタはもちろんですが、ここでしか食べられないオススメメニューが「夏野菜の宗田節キラキラゼリーのカッペリーニ」(700円)。宗田節のジュレに冷静パスタを絡めて食べるというひんやりパスタです。

諸岡「宗田節のうまみをあますことなく味わえるすばらしいアイデア! 和風ダシだから、どこかそうめんのような感じもあって、するする食べられちゃいますね」

店主「じつはこのアイデアは奥さんによるものなんです。まさに、家で食べていたそうめんを宗田節のジュレに入れてみたのが発端で(笑)。それがあんまりおいしいんで、パスタ向けにアレンジしたんです」

シェフのもうひとつのオススメは「カルボナーラ」(700円)。イタリア直輸入のペコリーノロマーノとパルミジャーノレッジャーノ、2種類のチーズをブレンドして作るソースが濃厚!

店主「土佐清水には本格的なパスタを出すお店がなかったんです。でもみんなパスタって好きでしょ? だから生まれ育った町の人に、とびきりおいしいパスタを体験してもらいたかったんです」


〈いぶりバル えぶりでぃキッチンPasta店〉は10席ほどの小さなお店ですが、同じく土佐清水市内でディナー限定のレストラン(完全予約制)も営業中ですので、次はそちらも行ってみたい!

土佐清水の食文化を支える老舗の宗田節工場へ。

諸岡「なるほど…土佐清水のおいしいものには宗田節が欠かせないんですね。でも、宗田節ってどんなふうに作られているのか、気になりませんか?」

さ、さすがミステリーハンターとして世界を渡り歩いてきた諸岡さん!
確かに、土佐清水といえば宗田節の産地として有名ですが、一般的なかつお節と何がどう違うのか、聞かれても答えられません…。

ならばと急遽向かったのが、大正10年からこの地で宗田節作りをする〈新谷商店〉。現在は三代目の新谷幸洋さんと、息子で四代目の新谷重人さんが中心となって、伝統の宗田節作りを継承しています。

こちらが削る前の宗田節。ソウダガツオを釜で煮熟し、燻し、乾燥させたもの。ほぼすべての工程を今でも手作業で行っているそう。

削りたての宗田節はふわふわ〜。とくに1〜3月に水揚げされる若いソウダガツオは脂が少なく、コク深い宗田節になるそう。

諸岡「工場に入ったとたんに、かつお節のいい香りに包まれて幸せ〜。家で使っている徳用のかつお節とは全然違います!」

新谷「宗田節でとったダシでお味噌汁を作ると、香りもコクも格段においしくなりますよ。ダシ用には血合いの多い大き目の宗田節を厚めに削った厚削りがおすすめです」

諸岡「同じ宗田節でも、獲れる季節や部位によって風味が違ってくるんですね。用途によってかつお節を使い分けるなんて、なんだかプロの料理人っぽい!」

新谷商店では、用途別にさまざまな商品をラインナップ。ダシ用には血合いの多い厚削りを、料理のトッピングに使うにはうす削り、たまごかけごはん専用なんていうユニークな商品も。一部商品は土佐清水市内の商店や都内にある高知県のアンテナショップ〈まるごと高知〉でも購入できます。

ご家族で工場を切り盛りする新谷ファミリー。重人さんの奥様・瞳さんは「お嫁に来るまでかつお節からダシをことがなったんです(笑)」と苦笑い。おいしいダシの取り方を、諸岡さんに懇切丁寧に教えてくれました。

諸岡「東京に帰ったら、さっそくダシ取り生活始めます!」
カレーにパスタ、宗田節のおいしい活用法を食べて学んだ諸岡さん。オリジナルの宗田節レシピ、期待してますよ〜!

問い合わせ先

いぶりカリィ
住所/高知県土佐清水市以布利51
電話番号/0880-83-4485
営業時間/11:00〜15:00
定休日/火
ホームページ/http://www.iburicurry.com/

いぶりバル えぶりでぃキッチンpasta店
住所/高知県土佐清水市中央町1-15
電話番号/0880-83-4655、090-5945-9210
営業時間/11:00〜14:00
定休日/月
ホームページ/http://www.iburi-bar.com/

新谷商店
ホームページ/http://soudabushi.com/

 

※情報提供※  Hanako

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