四万十の寝具店が半世紀も地元で愛されるワケ

高知家の家族紹介シリーズ第2弾。今回は、高知家の「創業52周年 団結家族」こと、四万十市天神橋商店街の寝具店「寝装の太田」のみなさんをご紹介。半世紀以上もの間、地域に愛されるお店づくりの秘密とは。

全国的に商店街の衰退が叫ばれる昨今。地方都市にも大型量販店が進出し、商店街といえばシャッター街をイメージする方も少なくないのではないだろうか。

そんな中、高知県西部の中心地・四万十市にある天神橋商店街は、高知県内で有数の元気な商店街として知られている。そんな元気な商店街振興のキーパーソンであり、自身で寝具店を営む大田文雄さんを訪ねてみた。


写真:商店街のキーパーソン・大田文雄さん

創業から変らない、お客様への感謝の気持ち

「寝装の太田」は天神橋商店街に店を構えて今年で52周年を迎える。大田さんは店主としては2代目だ。

創業当時は人情と活気に溢れていた高度経済成長期の真っただ中。

初代店主である大田さんのお父さんが時代の流れを感じ取り、一念発起してこの地で始めたのが寝具店だった。


写真:創業記念セールに並ぶお客さん。当時の雰囲気を伝える貴重な写真だ

若い頃から店の手伝いをしていた大田さん。

「創業15周年のセールは、本当に赤字覚悟やったね。店に人が溢れかえっていたときが懐かしい。いつかまた、あれだけお客さんを集めたいね~(笑)」と底抜けに明るい。

 

セールは完全に赤字だったそうだが、それでも「お客さんに感謝の気持ちを伝えたい」という強い想いがあったそうだ。


写真:確かに素人目にも完全に赤字と分かる価格設定…

インターネットで簡単に物を買える今の時代。

大田さんはインターネットを上手く活用して情報発信をしていて、SNSで繋がったお客さんから注文を受けることもあるそうだ。

 

その一方、変わらず大切にしているのは、顔が見えるコミュニケーション

「いつも使うものだからこそ、『この人から品物を買いたい』と思ってもらえるのはとても嬉しい。ちょっとした旅行のついでに天神橋商店街に寄って、布団を買っていってくれるようになりたいね~(笑)」と明るい大田さん。

 

お話を伺う中で何度も聞いた「お客様に感謝」という言葉。

決して表面的な言葉ではなく、「自分たちの家族が商売をして生活していけるのは、店に来てくれるお客様あってのこと」という、創業以来「寝装の太田」が持ち続ける想いを凝縮した言葉にように感じた。

 

センスが光る!伝統の広告チラシ


写真:創業当初の感謝セールチラシ。写っている赤ちゃんは大田さんのお兄さん!

そんな「お客様への感謝の気持ち」を込めて毎年開催している感謝セールのチラシを見せてもらった。

今の時代でも受けそうな色遣いやデザインがあったり、それぞれの時代の流行のお笑いネタを入れ込んでいたりして、とってもユーモラスで完成度が高いチラシばかり。

 

そして一番の特徴は、登場するモデルさんが全て大田さんのご家族ということ!

お孫さんまで起用したチラシには人柄の良さと家族愛が溢れていて、

「少し寒くなってきたから、布団を見るついでに大田さん家族に会いに行ってみようか!」

と来店されるお客さんがいるというのも頷ける。


写真:花嫁モデルも寝ている女性も、大田さんのご家族!

商店街を盛り上げるのキーパーソン

この天神橋商店街、実は経済産業省が選出した「がんばる商店街30選」に高知県から初めて選ばれていて、高知県で一番元気な商店街といっても過言ではないのだ。

大田さんは商店街振興組合の副理事長として、夏には商店街を会場にした夜市を開催したり、チャレンジショップで新規出店者を力強く支援したりと、地域社会と商店街の活性化のためにも日々奔走している。

 

アイデアマンの大田さんは、商店街の歴史やノスタルジーをテーマにした新しい企画も考えているんだとか…。目をキラキラ輝かせながら商店街愛を語ってくれる大田さんの活躍に今後も目が離せない!


写真:とにかく明るい「創業52周年 団結家族」

大田さんたちの活躍で新店舗が増えるなど賑わいを見せる天神橋商店街。

高知家のサイトを見て訪ねてきたと伝えれば、底抜けに明るい大田さんが本当の家族のように迎えてくれるだろう。高知県西部を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。

店舗情報

寝装の太田

住所:高知県四万十市中村天神橋31番地(アーケード内)

電話番号:0880-35-3017

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