おまちの本屋のおススメ本 vol.2 ~青空と逃げる~

高知市の『おまち』帯屋町商店街に本店を構える「金高堂書店」の店員さんに、高知に関連した今おすすめの本を聞いてみた。紹介するのは直木賞作家・辻村深月さんの新刊「青空と逃げる」。

今回、本を紹介していただけるのは金高堂本店の文芸担当・刈谷さん。

 

紹介いただける本はこちら!

「青空と逃げる」

著者:辻村深月/出版者:中央公論新社

先月22日に発売された辻村深月さんの新刊「青空と逃げる」

辻村深月さんといえば、2012年に「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞、さらに前作「かがみの孤城」で2018年本屋大賞を受賞し、益々注目度が上がっている人気作家だ。

読売新聞への連載を単行本化したこの作品。家族の再生を描いた物語のスタートは、なんと高知県の四万十!

 

(金高堂書店 刈谷さん)
深夜の1本の電話をきっかけに、東京に住む母子が逃亡生活を強いられるというシリアスなストーリーとは対称的に、四万十の豊かな自然と住民の温かい人柄が冒頭に描かれています。

 

辻村さんは山梨県出身。あまり高知とは関係がなさそうな辻村さんが、物語の冒頭部分に高知の四万十を選んだのはなぜなのだろうか?

刈谷さんが中央公論新社の担当者に問い合わせたところ…

 

(金高堂書店 刈谷さん)
辻村深月さんがご家族で高知に旅行に来られた際に見た四万十の光景をこの作品で紹介したかった、とのことでした。このことを高知家の皆様にお知らせしなくては!と、今回紹介させていただきました。

 

高知の光景を気に入ってくれたとは、なんとも嬉しい情報だ!

作品には、四万十川の特産品である手長エビや川魚のゴリ、あおさのりなど、川の恵みと共に生活する人々の日常生活の様子がたくさん登場。特に手長エビはその漁法に至るまで詳しく描かれ、主人公である母子の心理描写になくてはならない重要な要素となっている。

四万十の人との会話で登場する、土佐弁とは少し違う優しいイントネーションが特徴の「幡多弁」にも心が癒やされることだろう。また、四万十市にちょっと詳しい人であれば、「作品に登場する飲食店のモデルは、あのお店かな?」と想像できそうなシーンも登場して、作品がより身近に感じられそうだ。

日増しに暖かくなり、いまは四万十を旅するにはぴったりの季節。

直木賞作家・辻村深月さんによって四万十の日常風景がどのように描写されているか、気になった方は金高堂書店に足を運んでみてはいかがだろうか。

 

※情報提供※ 金高堂書店

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