高知家の◯◯
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もったいない!から生まれた米袋バッグ「お袋さん」誰でも作れる簡単キットで作ってみた

この情報は2021年3月3日時点の情報となります。

    米袋を使って作るバッグ「お袋さん」。作家のくぼさんにインタビューさせていただき「お袋さん」の魅力を取材してきたぞ。

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    お米が入った「米袋」。しっかりとした作りながら、その用途を終えるとゴミとして廃棄されていることが多い米袋をバッグにリメイクする活動をしている人がいる。

    近年、不要になって廃棄されるものを、その形状やデザインを活かしつつ新しいモノに生まれ変わらせる取り組み「アップサイクル」が注目を集めている。

    「米袋バッグ」もその一つ。

    高知の米袋のデザインそのままにリメイクされた、サスティナブルで使い心地のいいバッグの秘密を探ってみた。

     

    もったいないから生まれた米袋バッグ「お袋さん」

    米袋バッグを手に持つ、こちらの方がくぼ まさこさん。

    手には、ご自身が日頃から使っているという深い色味のバッグが。クラフト紙の素朴さもありながら、使い込んで生まれた深みがとても素敵で、とてもリメイクされたものとは思えない。

    -くぼさんが米袋バッグを作るようになったきっかけを教えて下さい。

    くぼさん:以前、農家をしている夫の実家からお米を貰っていました。お米を食べた後は再利用するんだろうなと思って、ずっと米袋をお返ししていたんですね。

    そしたらある時、返した米袋をお義母さんはずっと捨ててたと知ったんです。米農家の皆さんは、米袋を使用後は捨てていることを知らなかったんです。

    「え?もったいない。」と思って、米袋を再利用しようと決めました。

    子どもの頃から母親が服を作ってくれる家庭だったので、できることは自分でするっていうのが身についていました。私も同じように子どもの服を作っていましたし、手作りすることが日常にあったので、何とかリメイクできないかと考え、色々と試してみた中で米袋バッグ「お袋さん」が完成しました。

    -「お袋さん」のネーミングがいいですね。

    くぼさん:「お袋さんも、喜んでくれてるで-。」って言ってくれた友人の言葉がきっかけなんです。その言葉を聞いて、「お袋さんにしよう!」と米袋バッグの名前が決まりました。

    くぼさんのバッグを見て、作ってみたくなった○○取材班。

    教えてもらいながら実際に作ってみることに。

     

    米袋キットで簡単手作り

    これが「お袋さん」が作れるキット。米袋は、クラフトの素朴な色合いに赤色が際立っていて、デザインも可愛い。

    -米袋が素敵なデザインですね。「お袋さん」のオリジナルデザインですか?

    くぼさん:これは、「米家」というお米屋さんオリジナルデザインの米袋なんです。この米袋を知人から教えてもらって、とても素敵なデザインなので「米家」さんに使い終わったこの米袋をリメイクさせていただきたいってお願いして「お袋さん」に使っています。

    それでは、「お袋さん」作りに挑戦!

    まずは、袋の底になるマチの下準備。米袋は30kgのお米が持ち運びできるようにクラフト紙が3枚重ねになっているので、丈夫で強いのが特徴。下準備でしっかりと形を付けておくと、あとの作業が楽で仕上がりも綺麗になるという。

    好きなサイズのマチにすることができるが、○○取材班はたくさん荷物が入るマチ広めで作ってみることに。

    マチが決まると、マチを内側に折って木工用ボンドで張り合わせ、その上にバックの底より一回り小さいサイズの紙を貼り付けて底を仕上げる。

    のりでも接着できるが、乾きが早くてお手頃価格の木工用ボンドがくぼさんのお薦めだそう。

    底ができたら、今度は持ち手側を仕上げていく。

    3枚重なっている米袋を接着してまとめる。

    次に、持ち手となる部分をホッチキスで留める。留めた後のホッチキスは、金づちなどの固いもので叩くと凹凸なく綺麗に仕上がる。

    最後に、上部を内側に折り込んで、しっかりと接着したら完成。

    「お袋さん」キットがあれば、あとは接着用のりとホッチキスを用意すれば完成するのだ。本当に簡単。

    完成!

    思ったよりも簡単にできて、かなり丈夫そうな作り。

    サイズは雑誌がすっぽりと入る大きさで、スーパーで買い物した時のエコバックとしても使えそう。

     

    簡単キット誕生のきっかけは息子の◯◯

    -「お袋さん」って、本当に簡単にできるんですね。

    くぼさん:今日作っていただいたのりとホッチキスを使った作り方は、当時小学生だった息子の「僕も作ってみたい。」という一言からできたんです。

    それまではミシンで縫う作り方だったのですが、息子の言葉を聞いて、もっと簡単に作れる方法を考えて、のりとホッチキスで作る方法が生まれました。

    今、色々なところでワークショップを開き、皆さんと一緒に作ることができるようになったのは、息子の一言のおかげなんです。

    10〜20人くらいのワークショップを開いたり、社会福祉協議会の集いで教室を開くなど、皆さんに「お袋さん」を知ってもらえる場をつくっているという。

    -これからも「お袋さん」をみなさんに知っていただきたいですね。

    くぼさん:そうですね。皆さんに知っていただき、楽しく作っていただきたいです。

    「お袋さん」は、一度作ると皆さんがご自分でも作ることができます。

    米袋が捨てられるのはもったいないですので、それぞれお手元にある米袋をリメイクして活用していただきたいです。私の知らないところでどんどん広まっていくと嬉しいですね。

     

    米袋が捨てられるのが「もったいない」という思いから生まれた「お袋さん」。

    くぼさんの思いが届き、高知のみならず日本全国の色々なところに「お袋さん」が広まっていって欲しい。