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昼酒呑兵衛の聖地!高知の名店「葉牡丹」がリニューアルオープン

この情報は2021年8月11日時点の情報となります。

高知の名物店にして、昼酒の聖地「葉牡丹」がついにリニューアルオープン。はたして何が変わったのか。待ちわびた「葉牡丹」へと足を運ぶ。

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高知を歓喜が包む。葉牡丹リニューアルオープン!

「高知の居酒屋 葉牡丹が、店舗改装のため2021年7月まで休業いたします」というニュースが流れたのは2020年7月末のことだ。

高知の名物店であり、昼酒の聖地として知られる「葉牡丹」。いつも変わらずそこにあり、「ちょいと葉牡丹でも行こかい」と気軽に行くことができるこの店が、1年間足らずとはいえ生活の中からなくなってしまうことは、高知県民にとっては大きな衝撃だった。

【記事】高知昼酒天国の規範「葉牡丹」主人の波乱万丈人生とは?」食べ歩きスト・マッキー牧元の高知満腹日記

また多くの県民が「改装ち、どうなるがやろう」「あの店の雰囲気が変わってしまうがやないろうか」と、大いに不安を感じたのである。

時は瞬く間に過ぎ、待ちに待ったうれしいニュースが聞こえてきた。

「葉牡丹が、7月15日よりリニューアルオープンいたします。」

高知の酒飲みたちを大いなる歓喜に包み、皆が笑顔を見せながら、期待に沸いたのだ。

葉牡丹を知らない方に簡単に説明すると、「葉牡丹」は半世紀以上に渡り高知県民に愛されてきた名物店である。

開店時間の11時になると次々に常連客たちが訪れ、杯を交わしながら、笑顔で盛り上がる。夜になっても客の波は止まらず、仕事を終えたサラリーマンや若者の団体、観光客で盛り上がる。

高知にとって、なくてはならない大切な場所である。

 

安心と安定!変わらない「葉牡丹」

リニューアルオープンを喜びながらも、一抹の不安はあった。果たしてどのようにリニューアルされたのであろうか。

葉牡丹に愛着を持つ高知県民は、その雰囲気を心から愛しているのだ。

「やたらとキレイになっちょったらどうしようか」「店のおばちゃんらぁは変わっちょらんがやろうか」と、いろいろと心配しながら葉牡丹へと向かう。

開店時間の11時。意を決して店内へと入っていった。

「いらっしゃいませー。おひとりですか?お好きなお席へどうぞ。」と変わらないおばちゃんの声に迎えられた。

カウンターを見れば、感染症対策のパーテーションはあるものの、以前と変わらないカウンター席が迎えてくれる。

奥のテーブル席をリニューアルしたのであろうかと、おばちゃんに声をかけ覗かせてもらうが、カウンター席と同様、ここも変わっていないように見える。

どこを見ても座席は変わったようには見えない。まだ電気のついていない2階ものぞかせてもらうが、やはり変わってはいないようだ。

果たしてどこをリニューアルしたのかがさっぱり分からず、店のおばちゃんに聞いてみると、「わからんやろー。お客様の席のあるところは変わってないきね。一番奥の調理場のあるとこの建物を直したがよ。」とのことだ。

安堵に胸をなでおろす。

そう、葉牡丹はこうでなければならない。このままで続いていかなければならないのだ。

 

久しぶり、葉牡丹!待ちわびたぞ、葉牡丹!

安心すれば、あとは楽しむだけである。待ちわびたビールでのどを潤す。帰ってきた葉牡丹に乾杯だ。

メニュー表を見ることもなく、いつもの定番メニューをおばちゃんに注文する。

「おばちゃん、ホルモン煮込みと串フライ盛り合わせお願いします。」

注文から30秒、「ホルモン煮込み(330円)」がやってくる。

葉牡丹独特のさっぱりとした味付けだ。くにゅくにゅとした食感を楽しみながら、ビールとともにいただく。

そう、この味を待っていたのだ

そうこうしているうちに、葉牡丹名物「串フライ盛り合わせ(429円)」の登場だ。

海老・豚・イカ・キス・ナスの5本盛り合わせである。

あらかじめソースがかかっているが、カウンターにもソースはあるので、ソースが足りなければご自由にというスタイルである。

熱々揚げたてのこいつをガブリとやりながら、ビールを流し込むと実にうまい。

特にカウンターの揚げ場の近くの席は、サックサックのフライを楽しめるお気に入りの特等席である。

料理とビールを楽しんでいると、開店間もないというのに、次々と客が押し寄せる。

同じようにカウンターで昼酒を楽しむ客やランチを目当てにやってくる客もいる。やはり皆がリニューアルオープンを心待ちにしていたのだ。

 

串フライの追加は一本からOK

追加で串フライを注文する。「いも天(88円)」と「う玉(99円)」こと、うずらの玉子だ。

「いも天」はフライではなく天ぷらで提供される。

ホックホクで甘いいも天は、ソース味の串フライの間に食べると最高である。

素朴な甘さが心地良く、口の中をリフレッシュさせてくれる。

つづいては、何故か食べたくなる串フライのうずらの玉子「う玉」である。

こちらはソースたっぷりでかぶりつく。カリッカリの衣と黄身の柔らかさの対比がたまらない。

ちなみに串フライには「卵(154円)」もある。

大きさが変われば、またちがう食味になるから不思議だ。こちらもぜひ試してみていただきたい。

 

一度はおいでや「葉牡丹」へ

「葉牡丹」は何も変わっていなかった。これからも高知の名物店として、県民を楽しませてくれるであろう。

「葉牡丹」では高知名物カツオのタタキやカツオの刺身はもちろん、きびなごや沖ウルメ、メヒカリといった土佐の魚も味わうことができ、またその日揚がりのさまざまな魚も楽しめる。

はじめて高知を訪れるという観光客の皆様にも、高知を感じていただけるおすすめの店である。

高知の名物店「葉牡丹」を訪れ、高知の居酒屋文化でのひと時を楽しんでいただきたい。

 

葉牡丹

住所:高知県高知市堺町2-21
TEL:088-872-1330
営業時間:午前11時~午後11時
定休日:水曜