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高知の名バーテンダーが人生を賭けて世界一のクラフトジン作りに挑戦! 美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記

この情報は2021年11月7日時点の情報となります。

立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スィーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす食べ歩きストのマッキー牧元さんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する「高知満腹日記」。今回は、高知で世界一のクラフトジン作りに挑戦している名バーテンダーをご紹介します。

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高知県初のクラフトジン作り

それは、太陽が降り注ぐ、豊かな土地の恵みを感じさせる酒だった。

高知県初のクラフトジンである。

作られているのは、高知市内でバーを営むバーテンダーの塩田貴志さんである。

実を言うと、このジンはまだ出来ていない。

飲んだのは、試作品である。

塩田さんは、全国バーテンダー技能競技大会創作の部優勝など、数々の輝かしい経歴を持つバーテンダーだが、還暦を超えてから高知大学の「土佐FBC(Food Business Creator)」に入学され、現在も上級コースに在籍されて、蒸留やボタニカルを研究されている。

その上級コースへの入学試験でプレゼンされたのが、高知初のジン作りプロジェクトだった。

「土佐の酢みかん」がきかっけ

きっかけは、酢みかんだったという。

柚子、ブシュカン、直七(なおしち)、橙など、果実を食するのではなく、搾りかけて使うこれら香酸柑橘類のことを、高知では「酢みかん」と呼ぶ。

高知の人は、一般的に売られている穀物酢や米酢は使わず、この酢みかんを使う風習がある。

入会した土佐学協会「土佐の酢みかん文化を楽しむ会」の長崎理事が、「今度は酢みかんを酒と合わせて楽しみたい」と言われたことで思い立った。

「よし、高知のボタニカル(原料となる植物)を使って、高知産のジンを作ろう」。

高知の酒蔵、司牡丹の社長に相談し、社長は塩田さんの熱い思いに打たれて、即決された。

司牡丹の「大土佐」という米焼酎を使い、様々な高知産の植物を入れ込んだ。

ジンの基本となるジュニパーベリーをはじめとして、ぶしゅかん、 かやの木の削り節 、高知県産グァバ、仁淀川山椒、イエル バブエナ(キューバンミント)、レモングラス、コリアンシード、生姜、スペイン甘草といった植物である。

そのクラフトジンの名を「マキノジン」と言う。

命名は、司牡丹酒造の地元、佐川町出身の世界的植物学者・牧野富太郎博士に由来する。

クラウドファンディングでクラフトジン

今は、このジンを作るためのクラウドファンディングをしている。

ジンが好きなら、いや酒を愛すなら、是非この機会に参加してはいかがだろう。

世界一を目指すジン造りに参画できるのである。

そして最初にそのジンを入手できるのである。

クラウドファンディング『ポンコツ蒸留器で高知初のクラフトジンを造り世界一のジンに育てる。』

https://readyfor.jp/projects/makinogin

ジンベースのカクテルの定番でジンリッキーという、ジンにライムを搾り入れ、炭酸で割るカクテルがあるが、ライムの代わりに季節の酢みかんを入れ、土佐料理を楽しもう。

そう。日本酒の後は、『マキノジン酢みかんリッキー』を飲むんだ。

高知県高知市帯屋町1丁目「Craps(クラップス)」にて

【記事】「土佐酢みかん」の季節がやって来た!香りと酸味を楽しむ土佐の酢みかん&土佐寿司祭り