高知家の◯◯
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毎日午後から出社する銀行マン!重役かと思いきや意外な○○だった

この情報は2020年2月27日時点の情報となります。

四国銀行に「毎日午後から出社する行員」がいるという噂を聞きつけた、高知家の◯◯取材班。毎日午後から出社するって、超重役!?もしや、頭取!?とドキドキしながらインタビューを敢行することに。

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高知家の○○取材班が向かったのは、四国銀行朝倉支店。なんだ、頭取ではないのか…ってそりゃそうでしょうけど。とはいえ、サラリーマンの夢、午後出社行員ってどんな人なんだろうと、支店の入り口に行ってみると、待ってくれていたのはこちらの方。

小林健輔さん。入行8年目の中堅行員だ。

 

-えっと、午後から出社する重役の方に今回お話をお伺いできるということで、取材に来たのですが。

小林さん:それ、僕です。笑

 

-ちょっとよく分からないです。

小林さん:毎日12時に出社してます。

 

なんと、小林さんが超重役出勤!?ぱっと見は爽やかな好青年。実は、スピード出世した偉い人なのか?それとも強力なコネを持っているのか?はたまた、働き方改革の波を受けて、在宅勤務などが導入されているのか?とりあえず話を聞いてみることに。

 

 

小林さんが毎日午後から出社するワケ

-早速ですが、どういった経緯で毎日12時出社なのでしょう?

小林さん:四国銀行野球部に所属していて、午前中は練習をして、午後から出社しています。入行以来、午前中は練習、午後から出社という生活です。

 

なるほど。四国銀行に野球部があるというのは新聞などのメディアを通して知っていたが、まさか午前中は練習、午後は通常の銀行員としての仕事を行う生活を送っていたとは。

 

-午後から仕事だなんて、羨ましい…

小林さん:そうですよね。笑
1日のスケジュールで言うと、毎朝7時にグラウンドに集合して、軽くアップをして7時半くらいからその日のメニューに応じて練習、10時くらいから片付けをし始め、反省会、着替えをして12時には出社してます。

 

-朝早い!急に、羨ましく無くなってきました。

小林さん:プレイヤーとしては恵まれた環境です。自分は、周りの行員に本当に恵まれていて、午後から出社で迷惑をかけているにも関わらず、応援いただけているなと感じています。ありがたいです。

 

-野球と仕事の両立は難しくないですか?

小林さん:大学までは、野球だけに専念していれば良い生活で、そこから四国銀行に入行してガラッと変わりましたね。新人の時は仕事と野球のバランスの取り方が分からず、どちらも成果を残せない状況が続きました。4、5年経った頃に、ようやくバランスが取れてきたなと実感できるようになりました。

後輩には、半日野球をやらせてもらってるんだから、残りの半日も大切にしないと、と話をしています。自らの経験から、人間的な成長が仕事での成果に繋がるとアドバイスしています。

 

 

半日出社でも、営業成績は◯◯

読者の中には「野球ばかりやっていて、行員としてはどうなの?ましてや、半日出勤だし。」と思った方いるのでは。そんな読者の声を代表して、踏み込んだ質問もしてみたぞ。

 

-行員の営業担当の方って、営業成績とかあるじゃないですか。

小林さん:ありますね。そういうのがあるから、がんばらなきゃって思いますね。

-ズバリ、営業成績は何位ですか?

小林さん:ええ〜!?え〜と、う〜ん。悪くはないって感じでしょうか。笑
野球をやらせてもらってる分、行員としての仕事も人一倍やらなければという思いでいます。「野球をやっていて半日しか時間がないから、これくらいしかできない」ではいけないと、後輩とも話をします。野球人である前に、銀行員ですから。そこはしっかりとけじめをつけて、取り組むことが大事だと思っています。

 

あとで、こっそり支店長に聞いたところ、小林さんの営業成績は朝倉支店トップクラスなのだとか。

 

この日は、お得意様のところで契約があるとのことで、同行させていただくことに。

宮岡産業さんは、小林さんが4年間担当するお客様だ。

野球ファンでもあるお客様は、いわば小林さんの応援団。仕事のことはもちろん、野球のこと、そして家庭のことまで話をする関係なのだとか。

 

宮岡さん:小林くんは、こちらの話を気持ちよく受け止めてくれる好青年やね。僕は野球が好きやき、今年はぜひ全国大会へ行って欲しい。期待しちょります。

 

お客様からのプレッシャーもかかりつつ、仕事と野球を両立する小林さん。四国銀行野球部としては、今年こそという思いで戦わなければならない年だ。

 

 

野球部の練習に潜入

四国銀行野球部が毎朝行なっている練習にもお邪魔させていただいた。

野球部は、主に四国内の企業チームやクラブチームと全国への切符をかけて戦っている。ここ4年ほどは全国の舞台である都市対抗野球大会出場から遠ざかっていることもあり、今年こそ!という思いで練習に取り組んでいるという。

今年から監督に就任した中川監督にお話を伺うことができた。

-今年のチーム目標は「勝つ為に」ということですが。

中川監督:これは、チーム全員で決めた目標です。野球部として、やはり勝って全国大会に行かなければならない。そのために、個人では何をしなければならないのか、チームとしては何が必要か、など「勝つ為」のことを考えてやりましょうということです。

-チームの中で、小林さんはどのような存在ですか?

中川監督:コーチとして、正確で選手の特性にあったアドバイスをしてくれるし、何よりプレーで示してくれる。一生懸命で、チームには不可欠な存在です。

小林さんは、昨年から選手兼コーチとしてチームを引っ張る立場にある。

小林さん:毎年、ラストイヤーというつもりで取り組んでいます。今年は、怪我なく年間通して試合に出場すること、背中でチームを引っ張っていくことが目標です。

今年こそは!という強い気持ちで全国を目指す、四国銀行野球部。仕事も、野球も全力投球のチームが全国の舞台で活躍する日は、そう遠くないはずだ。

 

文/長野春子