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「自由奔放なグラントシマウマと癒しの魅力を持つミーアキャット」高知県立のいち動物公園日記その6

この情報は2020年5月7日時点の情報となります。

世界最大級の旅行コミュニティサイト「トリップアドバイザー」の動物園ランキングで、「高知県立のいち動物公園」が1位を獲得!そんなのいち動物公園の普段見られない動物のかわいい姿と、奮闘する飼育員を紹介するシリーズ「高知県立のいち動物公園」日記。

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(のいち動物公園内のお土産ショップ「のいちご」)

現在のいち動物公園は、新型コロナウィルスの影響で5月10日(日)まで臨時休園中のため、行きたくても行けない方々が自宅からでも楽しんでもらえるよう、のいち動物公園を取材した様子をお届けするぞ!

※緊急事態宣言前に取材したものです。

今回の舞台は、アフリカ・オーストラリアゾーンのアフリカサバンナ大展示場だ。

第六弾としてご紹介する飼育員さんは、笠木 靖さん。笠木さんは神奈川県出身で、東京の動物飼育の専門学校を卒業後、のいち動物公園に就職。今年で29年目。前回ご紹介した小西さんと同様、のいち動物公園開園前から働くベテラン飼育員さんだ。

-飼育員を目指したきっかけを教えてください。
笠木さん:高校生の頃、自分の進路を考えたときに元々動物が好きだったことや体を動かす仕事が自分には向いていると思ったことから、飼育員になろうと考え始めました。高校在学中に動物飼育の専門学校の存在を知り、進学して勉強をするうちに明確に飼育員の仕事に就こうと決めました。

-なぜ高知県の動物園を選んだんですか?
笠木さん:今も昔も飼育員は非常に募集枠が少ないため、飼育員になろうと決めた時点で地域にこだわることなく、全国どこでも行く覚悟をしていました。そんなときにのいち動物公園のオープンにあわせて飼育員の募集がありましたので、迷わず高知に来ることにしました。

-好きな動物は?
笠木さん:ん~この仕事をするようになって特定の動物を好きにならないようにしています。と言いつつ、優柔不断で一番を決められないのが本音ですね(笑)。どの動物も好きです。ただ、やっぱり今担当している動物には思い入れが深くなりますね。

今回は、笠木さんが担当して2年目となるグラントシマウマとミーアキャットを紹介しよう!

 

のいち動物公園№2の大きさ!グラントシマウマ

アフリカサバンナ展示場で見ることのできる「グラントシマウマ」。実は、のいち動物公園でキリンに次いで大きい動物なのだ。

この日展示場にいたのは、メスのモミジとミライ。グラントシマウマは、ほかにもモミジのお母さんのベティーやオス2頭がおり、合計5頭が飼育されている。

広大なサバンナ展示場でじゃれあう姿が見られ、自由奔放に暮らしている。

-展示場ではキリンと一緒ですが、喧嘩したり、反対に仲良く遊んだりすることはあるんですか?
笠木さん:今はそういう光景は見かけなくなりましたが、元々ミライは他の動物園からきたため、親子であるベティーとモミジの関係に比べると、少し距離がある時期がありました。
そんなときはミライがキリンに寄り添っていって、キリンの後をついてお散歩するような光景もしばらく見られましたね。

-シマウマはどんな特徴があるんですか?
笠木さん:ものすごく神経質で、初めて目にするものや音にもすごく敏感です。少しでも慣れるように、バックヤードでは日中ラジオをかけっぱなしにしています。ラジオからは色んな音が流れてくるのでちょうどいい訓練になっています。

-縞(しま)模様って個体差があるんですか?
笠木さん:縞模様は、人間の指紋と同じように一頭一頭違うんですよ。ただ、細かく見比べないと、模様の違いだけで見分けるのはなかなか難しいです。なので、お客さんには、しっぽの長さだったり、蹄(ひづめ)の上のあたりの色の違いなどを紹介していますね。

-サバンナ展示場は広々としていて、のんびりしてて…ゆっくり時間が過ぎていく感じですね。
笠木さん:草を食べているのんびりとした姿を見るのもいいですが、本気で走っている姿はかっこいいですよ。サラブレットとは違い、頭でっかちで首も太いですが、シマウマには力強さがありますからね。

展示場では、何かをきっかけに突然走り出すことがあるそうなので、運が良ければかっこよく駆け回るグラントシマウマの姿が見られるかも。

 

サバンナのギャング!ミーアキャット

お次は、サバンナに生息しているマングースの仲間の「ミーアキャット」。

とっても好奇心が旺盛で取材班が近寄ってカメラを向けると逃げることなく、じっと見つめてくる。愛くるしい~。

以前、紹介したプレーリードッグに間違えられることがよくあるんだとか。

プレーリードッグを紹介した記事 ⇒ 世界最大級旅行コミュニティサイトの動物園ランキングで全国1位に輝いた「高知県立のいち動物公園」日記

地面に穴を掘ったり、見張りや日光浴をしている姿などが似ているので、勘違いされることが多いそうだが、ミーアキャットとプレーリードッグには大きな違いが。

それは、ミーアキャットはサバンナのギャングと言われるほど、気性の荒い動物だということ。野生では、猛毒を持った危険なサソリまで食べてしまうそうだ。

こんな可愛い姿からは、なかなか想像できない。

-実際にのいち動物公園でもエサとしてサソリを与えているんですか?
笠木さん:野生でもサソリばっかりを食べているイメージを持たれますが、決してそんなことはないんですよ。ここでは、馬肉、ソーセージ、ゆで卵などが中心で、他にはミルワーム(ゴミムシダマシの幼虫)を与えています。

普段は日光浴をしたり、

警戒心が強いため外敵を監視したり。この写真は、ヘリコプターの音に反応した様子。

ちょこまかと動く様は、ずっと見ていられる可愛さ。

笠木さんも担当者として冷静に観察しようと思っていても、ついつい見とれてしまうほど、癒しの魅力を持っているという。

毎日見ている笠木さんが見とれてしまうぐらいなので、お客さんはもれなくこの可愛さに癒されることだろう。

 

ミニフィギュアづくりが得意な笠木さん

-笠木さんは何か特技はありますか?
笠木さん:特技と言えることはないですが、小さいころから粘土細工をしていて、イベントで参加者にプレゼントするためのフィギュアを手作りしたら、思いのほか他の職員からの評判が良かったです。

-フィギュアですか。何を作っているんですか?
笠木さん:担当しているシマウマとミーアキャットを作っています。

笠木さん手作りのフィギュアがこちら!

一つ一つに丁寧に作られたこちらのフィギュアは、植木鉢などに飾ることができるように棒が付けられている。

笠木さん自身軽いきっかけで作ったものの、イベントでは子どもたちからも好評。これからも作っていきたいという。次回はストラップなどにして、どこにでもつけてもらえるようにしようと構想中とのこと。

-読者へのメッセージをお願いします。
笠木さん:動物園というと子ども向けの施設と思われがちですが、のいち動物公園は、植物をふんだんに取り入れた展示場などもあり、その中でのびのび過ごす動物たちを見ることができます。植物と動物の両方が楽しめるため、大人の方にも楽しんでいただける動物園だと思っています。動物好きの方はもちろん、植物好きの方も開園した際には是非ご来園ください。

 

臨時休園が解けた際には、優雅に散歩するシマウマや癒しのミーアキャットを見に足を運んでほしい。

 

施設情報

高知県立のいち動物公園

住所:高知県香南市野市町大谷738

電話:0887-56-3500
営業時間:午前9時30分〜午後5時(入園は午後4時まで)
http://www.noichizoo.or.jp/