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アンジャッシュ渡部のグルメ師匠、食べ歩きスト・マッキー牧元の「高知満腹日記」連載100回記念企画 第一弾

この情報は2020年5月17日時点の情報となります。

読者の皆様、いつも「高知家の〇〇」をご愛読いただき感謝申し上げます。高知家の〇〇編集部です。
このたび、アンジャッシュ渡部さんのグルメ道の師匠であり、立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スィーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす食べ歩きスト・マッキー牧元さんが寄稿してくださっている「高知満腹日記」が、連載100回を迎えます。
100回記念として、高知の旨い店旨いもの、生産者さんを西から東まで訪ね歩いたマッキー牧元さんの人気記事、ご自身のお気に入り記事を、ここに改めてご紹介しますので是非ご覧ください。最近読者になっていただいた方も、最初から読んでいただいている方も、楽しんでいただけると思います。
また、100回記念特別企画もご用意しておりますので、こちらもお楽しみに。

それでは、まずはマッキー牧元さんと高知との出会いを語っていただいた、第一回目の記事からご覧ください!

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極めて質の高い、食材の王国、高知との出会い

高知のことを、まったく知らなかった。

それまでに高知を訪れたことは、2度ほどあった。

だが5年前に改めて旅をし、なにも知らなかったということを、思い知らされたのである。

高知の食に憧れを抱いたのは、丸谷才一の「食通知ったかぶり」がきっかけである。

登場する料理の数々に惹かれたからで、あれは20代の頃だった。

皿鉢料理にカツオのたたき、それに想像もつかぬドロメやクジラのたたきが、臨場感あふれる文章で綴られていて、もういてもたってもいられなくなった。

そこに檀一雄の「美味放浪記」が、追い打ちをかけた。

ここにも皿鉢料理のダイナミズムとカツオたたきが登場し、さらにまた想像もつかぬ、毛エビやニロギのことが書かれている。

これはどうしても行かねばならぬと思いを熱くし、ようやく20代後半に二回訪れて、高知の知人と皿鉢料理を肴に、浴びるほど飲んだ。

以来30数年間ご無沙汰していた。

次々と出会った、食材の底力

今から5年ほど前、縁をいただいて高知の人数名と知り合い、

「ぜひシイラのおいしい6月に、きてください」と誘われ、訪れたのである。

4日間かけて、高知市や中村市、土佐清水や足摺を回った。

そこで、様々な食材を紹介してもらい、食べまくった。

今まで高知といえば、皿鉢料理やカツオ、柚子くらいしか思いつかなかったのだが、その食材の豊かさと質の高さに打ちのめされた。

豊富な魚種だけではない。

野菜、果物、米、牛、鳥、豚、塩など多面にわたって、日本有数の優れた食材が待ち構えていた。

これは、美食の神に導かれてこの地に来たのにちがいないと狂喜して、とにかく食べて、食べまくった。

以来高知に通うようになる。

高知に行くというと、友人たちは聞いてくる。

「魚を食べに行くんですね」。「カツオを食べに行くんですか?」

「いや魚も食べるよ。でも高知は、牛、鳥、豚も優れたものがある。米もうまいし、野菜、果物も抜きん出ている。四国の中では、圧倒的に優れた食材があるし、日本の中でも抜きん出ている県の一つなんだ」。というと、皆驚く。

得意げな顔をして、「知らなかったろう」というものの、知らなかったのは自分自身なのである。

大体において鰹のタタキからして違った。

色が違う、食感が違う、香りが違う。

単なるカツオだけでなく。スマガツオやモンスマガツオの素晴らしさを知ったのも、高知である。

牛肉、文旦、豚肉、キンキ、鯖、里芋、生姜、仏手柑、トマト、塩・・・。

これだけ多岐にわたって、心動かされる県は他に知らない。

と、高知の食のことはかなり詳しくなったつもりだが、まだまだ知らぬ“おいしい”があるに違いないと思っている。

全県下を回るほどに、再び「高知のことを、まったく知らなかった」と言うに違いないポテンシャルがあると思っている。

だから巡る。

東西距離 189.7km. 南北距離 166.3kmを巡りに巡って、至福を探す旅に出ようと思う。

 

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