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これが水族館!?高知最南端 土佐清水市にオープンする『高知県立足摺海洋館SATOUMI』の斬新すぎる 展示をオープン前に潜入レポート

この情報は2020年7月16日時点の情報となります。

2020年7月18日(土)、土佐清水市に『高知県立足摺海洋館 SATOUMI』がグランドオープンする。海と自然のミュージアムに潜入し、一足先に館内の見所をレポートするぞ。

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高知県最南端、土佐清水市。
山や森、川、そして海と、豊かな自然に恵まれたまち。

今年の2月29日に閉館となった『足摺海洋館』を覚えているだろうか。県内では数少ない水族館のひとつであったが、老朽化のため惜しまれながら2月末に閉館した。

そして今月18日、同土地内に新しい施設『高知県立足摺海洋館 SATOUMI』がグランドオープンを迎える。

足摺水族館

新しくオープンする『SATOUMI』は、土佐清水市観光の拠点の一つである竜串エリアにある。

今回案内してくれたのは、(株)高知県観光開発公社の岩村さん。

カワウソのパネルをかぶって登場してくれた。

足摺水族館

岩村さん:SATOUMI』は一般的な水族館とは違っていて、見せ方に工夫しています。この美しい竜串エリアの自然を丸ごと表現しているので、きっとびっくりすると思いますよ。

施設は2階建てとなっていて、大きく分けて6つのエリアに分かれている。竜串湾の生き物をメインに約350種、15,000点という数多くの生き物が展示されている。

じっくり見て回るのであれば、最低でも1時間は欲しい内容。今回は案内してもらった中から、見所をいくつか紹介したい。

 

『SATOUMI』の見所その1 忠実に再現された自然空間

まず案内してくれたのは、『足摺の原生林』というエリア。

足摺水族館

これが水族館?と、想像もしていなかった緑の景色に驚いてしまう。

岩村さん:『SATOUMI』の展示は、山から始まり、川を流れ、そして海に到達します。そういった自然の流れ、自然全体をここで感じてもらいたいと思って工夫しています。

このエリアは自然の再現に加え、最新技術であるプロジェクションマッピングが各所に施されている。

足摺水族館

訪れていた時に流れていたのは、雨の演出。
写真や文章で表せないのが残念だが、どこからともなく雨音が聞こえ、まるで本当に雨が降っている森を歩いているような感覚に陥ってしまった。

音と映像、そしてこの忠実に再現された自然空間が合わさって、室内で自然をリアルに感じられる展示となっているのだ。

足摺水族館

8mの高さから流れる滝も必見。

岩村さん:このエリアには、高知県に生息している鳥の模型も4種類設置しています。それを探すのもまた一つの楽しみかと。

と、スタッフならではの小ネタも教えていただいた。

 

『SATOUMI』の見所その2 竜串の海岸がリアルに室内で味わえる

ここは竜串海岸を模したエリア。

足摺水族館

この竜串湾に多く存在する奇岩がとてもリアルに再現されている。

足摺水族館

このエリアでは人工的に波を発生させているので、波の音が聞こえてくる。
磯の香りも空間いっぱいに広がっているので、室内にいながら施設外に広がる竜串の『海』を体感できる。

足摺水族館

波の動きを水面から見ることもないので、この横から見られる造りはとても興味深い。
波の中で泳ぐ自然な生き物たちの様子も一緒に観察できるのだ。

足摺水族館

奇岩のタッチングプールには、ヒトデをはじめ、浅瀬に生息する生き物が多く飼育されている。

感染症対策として、オープン時には触れ合い体験は休止されているが、いずれここも来場者の楽しみのひとつとなるだろう。

 

『SATOUMI』の見所その3 写真に収めたくなるスポットがたくさん

展示を見ながら歩いていて思ったのだが、この『SATOUMI』には、ついシャッターを押したくなるスポットが多い。

例えば、このウミガメの水槽。

海の見える場所に水槽があり、水槽からは竜串の景色が眺められる。
隣接する観光スポット『足摺海底館』もここからバッチリ見えるのだ。

ぷかぷか浮かぶウミガメと、窓の外には海や空の青が広がる。
この日は生憎の曇り空だったが、天気がよければ、ウミガメが空を飛んでいるような写真も撮れるのではないだろうか。

足摺海洋館

その他にも至るところで、まるで自分も海に潜っているような気持ちになれるフォトスポットが用意されている。
このような工夫は、子どもはもちろん、大人も心躍るに違いない。

 

『SATOUMI』の見所その4 生き物たちがとにかく可愛い

『SATOUMI』を歩いて思ったことがもうひとつ。

とにかく生き物たちが可愛い。

足摺水族館

人間慣れしているのか、水槽の前に立ったり、顔を近づけたりすると近寄ってくる生き物たちが多いのだ。

足摺水族館

岩村さん曰く、食事や水温の管理など生き物たちが住みやすいように「いい環境」を整えてあげることで、いきいきした顔になるとのこと。

足摺水族館

足摺水族館

ついつい触りたくなってしまう距離感だが、水槽に手を入れないなどと言った注意書きをよく読んで、生き物にもストレスなく過ごしてもらいたい。

 

『SATOUMI』の見所その5 展示の工夫

『SATOUMI』には他の水族館では見られないような一風変わった展示も数多く存在する。

足摺水族館

こちらは、約1万匹のイワシを飼育する円柱型の水槽。

群で同じ方向を向いて泳ぐといったイワシの特性を活かした展示だ。

訪問時はまだ準備中だったので、水槽内はまだゆとりはあるものの、オープンには隙間がないほど、イワシでぎっしり詰まった水槽になると言うから、期待が高まる。

足摺水族館

また、ウミウシなど、比較的隅や水面を好む生き物たちを見やすくする工夫として、立体の四角い水槽が多く存在していたのも印象的だ。

足摺水族館

4面、どこからでも見られるので、生き物も探しやすい。

足摺水族館

この水槽は1階、2階どちらからも眺めることのできる竜串湾を表現した大水槽。

ここには、全国的にも珍しいシノノメサカタザメも飼育されており、手を伸ばせば届きそうな距離感で見ることができる。サンゴや岩なども多く設置されていて、生き物たちの住んでいる環境を忠実に再現しているのが伝わってくる。

同じ水槽なのに、色んな角度から見ることによって見え方がそれぞれ違い、楽しみは何倍にも膨れ上がるのだ。

 

たくさんある『SATOUMI』の展示の中で特に印象的だったのは、この外洋で生活する生き物を集めた水槽。

足摺水族館

正面、頭上と水槽が2面あり、それぞれ分かれている水槽のように感じるが、構造上ひとつに繋がっている。

足摺水族館

土佐清水市といえば有名な『清水サバ』も、群れでこの2面の水槽を行ったり、来たり。

そう、この水槽は生き物を真下からも観察できる仕組みになっている。

足摺水族館

水面に当てられたライトで、自分たちが海の中にいるかのように感じることができる。

この水の色がこれまた綺麗な青い色。

鑑賞用に座るスペースも用意されているので、ゆっくり海の底にいるような気持ちを味わうのもまた楽しみの一つだ。

 

『SATOUMI』の見所その6 見終わった後の景色

全ての展示を見終わり、少し暗かった室内から外の光の入る出口にたどり着くと、カフェテリアと同時に、竜串の自然が否応なしに視界に飛び込んでくる。

この風景、自然が、今まで展示で見てきたものだと思うと、少しこみ上げてくるものがあった。

足摺水族館

岩村さん:『SATOUMI』の中に自然を造り出しつつ、ここを見終わったあと、実際に海を見に行ってもらって“本物”を知ってもらいたいです。自然の力を感じることのできるエリアなので、その迫力や感動を味わってもらって、“本物”の良さを知ってもらえれば。

近隣には、目の前の桜浜以外にも『足摺海底館』や『グラスボード乗船体験』、『竜串海岸・見残し海岸』といった観光できる場所や施設もある。

すぐ近くにキャンプ場もあるので、泊まりがけで竜串を感じるのも良さそう。

訪問した時はまだ準備中だったが、オープンに向けてショップやカフェの準備も行っていた。これからもこの竜串エリアが楽しくなりそうな予感。

 

最後に

この『SATOUMI』の展示は、今回紹介した以外にも多数存在しており、一度ではとても紹介しきれないほどだった。

豊かな森が、さまざまな生き物たちを育て、雨水を蓄え、川を作り、やがて海へとつながっていく。

『SATOUMI』は、そんな自然界の様子をまるごと堪能できる、なんとも贅沢な施設。

是非この体験を、実際に現地で感じてもらいたいものだ。

足摺水族館

 

オープニングイベント

7/18(土)、19日(日)は、オープニングイベントとして「さとうみまんまるマルシェ」が開催されます。

足摺水族館

グルメブースや体験ブースの出展や、さかなクンと新野館長のトークライブ、三山ひろしさんのステージイベントなど盛りだくさんのオープニングイベントにもご注目を。

 

施設情報

高知県立足摺海洋館 SATOUMI(さとうみ)

住所:高知県土佐清水市三崎字今芝4032
電話番号:0880-85-0635
営業時間:午前9時〜午後5時(休館日なし)
https://www.kaiyoukan.jp/

 

作/畠中詩織(ごま塩)