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目指せJ3!高知ユナイテッドも大家族やき【チームドクター森本先生のキャリア&お仕事拝見】

この情報は2020年9月2日時点の情報となります。

    JFLリーグからJ3昇格を目指す「高知ユナイテッドSC」。試合の勝敗だけではなく、クラブの魅力を知ってもらうため、クラブの活動やチームの裏話をお届けする「目指せJ3!高知ユナイテッドも大家族やき」を高知家の〇〇で連載しています。取材担当は西村監督の個人マネージャー、通称“Nマネ”です。今週は、高知ユナイテッドSCのチームドクター、森本哲郎先生を取材しました。

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    森本先生は1970年代のスポーツ医学の黎明期からサッカー界でチームドクターとして活躍してきた第一人者。

    当時のお話を交えながら、チームドクターのお仕事を紹介します。

    森本先生と高知ユナイテッドSC(以下高知U)の西村監督は80年代の日本代表チームからの付き合いで、西村監督の現役時代に執刀医として膝の手術を行いました。

    森本哲郎氏 略歴

    もりもと整形外科・内科院長

    高知市生まれ 順天堂大学医学部卒業 順天堂大学関連病院、田中整形外科病院(高知市)を経て、もりもと整形外科・内科を開業

    1971年に古河電工サッカー部(現ジェフユナイテッド市原・千葉)に帯同を開始し、1977年専属ドクターに就任。

    1992年からジェフユナイテッド市原・千葉のチーフチームドクター。2000年から同チームアドバイザーとして活動。

    1980~90年代にかけ、日本代表チームドクターとして数々の国際大会に帯同。

    2014年よりアイゴッソ高知(現高知U)チームドクター。

    では、森本先生にいろいろ聞いてみましょう。      

    ―高知ユナイテッドSCと関わるきっかけを教えてください

    南国高知FCにメディカルチェックを担当し、公式戦ではトレーナーを派遣していたことがきっかけです。

    ―チームドクターの仕事を教えてください

    高知Uでの私の仕事は、選手のケガ・故障の治療・予防とシーズン前のメディカルチェックを担当しています。今年から、ホーム戦ではチームに帯同し、選手が受傷した場合に迅速な診断と応急処置を行えるよう準備しています。

    ―チームドクターに求められることは何でしょうか

    ・その競技のスポーツ外傷・傷害の特性の深い知識と専門性をもっていること。

    ・競技への理解 選手の技術面、精神面、体力面を知ることができるため、競技経験者が多いです。(森本先生は中学~大学までサッカーをプレイしていたそうです。)

    ・チームワーク「選手、指導者、ドクター/トレーナー」三者の信頼関係があってこそ、チーム統一の治療が可能になります。

     チームドクターの日常、トレーナーとの連携

    適切な診断をするためには、選手それぞれの状態を把握することが必要です。普段は現場に出られないので、毎日練習に帯同しているトレーナーとの連携が重要になります。普段から選手のケガ・故障の連絡と報告を受け、週一度は顔を合わせてチームや選手の状況の把握に努めています。

    スポーツの現場では、「早期復帰」という結果が求められます。単に早くケガを治すだけでなく、ケガを機にパフォーマンスを高め、以前より活躍できることが求められます。

    そのために治療後のリハビリ、予後・予防のためのアドバイスもしています。

    また、スポーツ傷害の予防のためには、コンディショニング(ストレッチ、筋トレ、ウォーミングアップ、クールダウン等)の徹底や、選手自身がどうしたらケガを予防・軽減できるか意識することが大切です。今後はますます「アスレティックトレーナー(AT)」※の存在が重要になっています。ATは競技選手専門のトレーナー資格で、医療施設のみでなくスポーツの現場で、傷害発生予防のための教育、応急処置などで活躍しています。

    ※「アスレティックトレーナー」は日本スポーツ協会認定トレーナー資格。取得に最短2年を要する難関資格。森本先生の病院に所属する理学療法士は全員資格を取得しているそうです!

    チームドクターになるまで

    ドクターとしてのサッカーとの関わりは、整形外科医になって間もない1971年、順天堂大学サッカー部OBの繋がりで、古河電工サッカー部の公式戦のケガの応急処置を頼まれたことがきっかけでした。当時は現場での応急処置のみで、選手は以前からお世話になっているスポーツドクターのもとで治療していました。

    1977年に日本サッカーリーグ(Jリーグの前身)が公式戦のチームドクター体制を整えることになり、古河電工サッカー部専属チームドクターとして活動を開始しました。

    サッカーは特に膝の故障やケガが多いスポーツです。多くの選手が膝の故障で苦しみ、手術をしても結局うまくいかずに引退を余儀なくされた選手を目の当たりにするうちに、自分が治療し早期に復帰可能にしてあげたいと考えるようになりました。そしてサッカーの外傷・障害の特性を理解するために、膝についての専門性を高めていきました。

    縁あって1983年から高知市の田中整形外科病院に勤務しました。当時、スポーツ整形外科的にはトップレベルの治療可能な設備とスタッフを備えており、県外からもスポーツ選手が多く来院しました。西村監督の膝の手術をしたのもその頃です。

    平日は病院勤務、週末は公式戦帯同のため、高知と東京を飛行機で往復する生活でした。1992年古河電工サッカー部はジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)としてJリーグ参入を決定し、チーフチームドクターに就任。1993年のJリーグ開幕当初、毎週水曜と土曜の2試合制だったため、週の半分以上をチーム帯同と移動に費やされ、病院に出勤できるのは週に2~3日の時期もありました。また1980~90年代半ばには毎年日本代表チームドクターとして海外遠征に数週間帯同していました。このような働き方が実現できたのは当時の院長、副院長の理解、家族の協力があったからに他なりません。

    ケガ・故障から復帰した選手の活躍を見ると、非常によかったなぁと感激するし、まだ不十分であるときは勇気づけてアドバイスを送ります。チームが低迷しているとストレスが溜まりますが、勝てば吹っ飛びます。

    ―今後チームドクターに求められこととは?

    日々進歩する医学、検査技術、外科的治療法により、ケガをしても高い確率で元の競技レベルに復帰できることようになり、選手の多くは高い水準の医療を求めるようになってきました。選手の期待に沿うためには、常に新しい知識と経験が必要になります。

    普段は知ることのできないチームドクターのお話をいろいろ聞かせていただき、新たな発見ばかりでした。

    森本先生、ありがとうございました!

    ではでは、また来週の記事をお楽しみに~!

     

    もりもと整形外科・内科

    住所:高知市朝倉本町2丁目12

    電話:088-843-5342

     

    8月30日(日)に行われた、第18節vs松江シティは1-2で惜しくも負けました。

    現在の順位は11位。

    次節はついにホーム戦です!

    第19節vsマルヤス岡崎 9月6日(日)15時キックオフ

    皆さん、ぜひ春野陸上競技場にご来場ください。皆さんの応援が選手の力になります。

     

    チケット情報      http://kochi-usc.jp/ticket/

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