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奇岩・室戸ジオパークでお遍路さんや観光客をもてなす手打ちそば店を継承してくれる人を探してます

この情報は2021年1月23日時点の情報となります。

    「継業」とは、地域で生まれた「なりわい」を引き継ぎ、第3者の新たな感性と価値観で再活性化し、継続できる「なりわい」を営むこと。店舗や設備などの一切を引き継いで使用できるほか、そのお店の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスとして活用されている。
    今回は、室戸市で継業者を募集しているお店を紹介するぞ。

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    2021年3月29日追記:引継ぎ先が決まりました。情報の拡散にご協力いただき、ありがとうございました。

    タービダイト層

    室戸市は、高知市東へ車で約2時間、四国の最東南端の「室戸岬」がある場所だ。

    また、地殻変動で大地が盛り上がり、特殊な形をした地形があり、自然と、歴史と、生活文化、食文化に触れ、自然と自分との関わりを知る場所として、2011年9月「世界ジオパーク」として認定されている場所なのだ。

    そんな室戸市で、地球の動きを間近で実感できるとして、地元の方はもちろん、お遍路さんや観光客の「食」を支えてきたお店がある。

    このお店は、2014年に惜しまれながらも閉店した、手打ち蕎麦が人気のお店だ。

     

    元店主・美和子さんへインタビュー

    お店の元店主の美和子さん。

    -お店を始められたきっかけはなんですか?

    美和子さん:両親が飲食店を開業していたことの影響を受けましたね。そのお店は元々うどん屋でしたが、自家製のラーメンを始めて、今度は蕎麦も作りはじめてました。笑

    美和子さんは、子どもながらにお店の手伝いなどもしていたため、お店の営業のことはなんとなく記憶に残っていたという。

    その後、美和子さんは結婚し、県外へといくこととなるが、ご主人の退職を機に、地元高知へのUターンを考えるようになった。

    そして、ご主人とゆっくりお店でもやりたいと考えたときに、この室戸市の今の土地を購入、1994年にお店をオープンさせたのだ。

     

    最高のロケーションと珍スポット

    お店のすぐ目の前には太平洋が広がる、最高のロケーション。

    そしてこの店は、マグマが海底で冷えて固まった岩石「玄武岩」の上に建つとても珍しいスポット。まさに、ジオパークの上に建つお店なのだ。

     

    店舗棟と住居棟がつながる一軒家

    建物は、店舗棟と住居棟が連なる一軒家となっている。

    住居棟は、和洋室含めて4部屋。

    店舗は2階にあるワンフロアで、カウンター席と座敷を含めて26席。美和子さんがこだわった広々としたキッチンも完備。

    -お店はどういった方が利用していましたか?

    美和子さん:地元の方はもちろん、県外からのお客さまが多かったですね。「四国八十八箇所の霊場」を巡礼するお遍路さんや、「室戸スカイライン」をツーリングする方々などに立ち寄っていただけました。

    人気メニューは一番シンプルな「ざるそば」だったとか。

    美和子さんと夫とで切り盛りしていたが、2014年に閉店。

    -なぜ閉店されたんですか?

    美和子さん:当時、72歳という年齢になってましたし、お客さんの数も減ってました。加えて一番の原因は、麺を打っていた主人がケガをしてしまったんです。それを機に閉店しようと決めました。

    -閉店されるとき、どのような思いでしたか。

    美和子さん:県外に出た地元の方で帰省のたびに来てくれている人のことを思うと、心が痛む思いでした。また地元の方でよく利用してくれていた方には、月1回でもいいからオープンしてほしいと言われたこともありましたね。

    惜しまれながらにして、閉店を余儀なくされた美和子さん。

    閉店後は、すぐにでも後継者の方が見つかればという思いから知人に声をかけたり、麺の職人を目指すための研修会等に出向き、呼びかけを行ってきたがなかなか見つからなかった。

    個人の力に限界を感じ、現在は、企業や行政等とも連携を図りながら募集を呼びかけている。

    お店を利用してくれていた人たちのために、少しでも早くこの場所を新しく活用してくれる方が現れることを願っているのだ。

    -どのような方に継業して欲しいですか?

    美和子さん:今まで私たちがやってきた飲食業だけではなく、時代に合わせて宿泊業などを組み合わせるなど工夫できる人がいいと思います。
    今の私たちにとっては日常となってしまいましたが、寒い日に見られる「だるま朝日」や気まぐれで海に現れるイルカとか、自然豊かな室戸市の魅力を最大限に活かしてくれる方がいればうれしいです。

    建物の改装や民宿への業種変更も可能とのことなので、室戸に住みながら飲食店を経営したい!食堂付きの民宿を経営したい方など、室戸市に住みながら事業をはじめたい方はもちろん、新しいビジネスにチャレンジしたいという方におすすめだ。

     

    店舗情報

    「宇宙(こすも)くん」
    住所:高知県室戸市室戸岬町1567-2

    【問い合わせ先】
    高知県事業引継ぎ支援センター
    電話:088-802-6002
    担当者:野崎・原

    ※情報提供:一般社団法人 高知県移住促進・人材確保センター

    一般社団法人 高知県移住促進・人材確保センター
    住所:高知市本町4丁目1番32号 こうち勤労センター5階
    電話:088-855-7748

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    文/さたけゆうや