無添加!自然派!地元愛!料理をする人を応援する地域密着スーパー「バリュー」がこだわりスーパーに変身したワケ

香美市土佐山田町にあるスーパーマーケット「バリュー」には、香美市内の方はもちろん、香美市外からわざわざ買い物に行くお客さんもいるという噂を聞きつけた○○取材班。今回は「バリュー」の魅力を探りに香美市に向かったぞ。

高知市から東へ車で約40分走ったところにある香美市土佐山田町のスーパー「バリュー」。今年創業57年目を迎えた「バリュー」の魅力はどこにあるのか。土佐山田町内にある「バリューノア店」「バリューかがみの店」「バリューあけぼの店」3店舗の中で一番新しく、2001年に開店した「バリューかがみの店」に向かったぞ。

 

ここでしか買えない商品

早速店内に入ってみると、まず目に入ったのが産直品が並ぶ「山田のかかし市」。新鮮な野菜がたくさん並んでいる。

香美市土佐山田町の雪ヶ峰牧場で24時間完全放し飼いで育った、ジャージー牛の低温殺菌牛乳も人気だとか。

醤油コーナーには、「国産原料・無添加・味」にこだわった商品を展開する「自然の味」の商品や、国産材料と安全性にこだわる香川県の醤油醸造元かめびしの商品、国内産原料・有機原料を使って伝統の醤油を製造している創業80年の株式会社ヤマヒサの醤油など、こだわりの商品ラインナップ。こうしたこだわりの商品とともに、買い求めやすい一般的な価格の商品も並んでいる。どちらも陳列し、お客さんが選んで購入する。こだわりの商品には、ポップで商品の特徴などを伝えている。

 

加工肉のコーナーでは、松原ミートのコーナーを発見。松原ミートといえば、高知市でジビエ料理を中心に美味しいお肉料理を提供するレストランだ。松原ミートのオーナーシェフがバリューで扱う豚肉を使って本格的なハムやベーコン、生ソーセージを作ってくださり販売しているようだ。香美市外から、わざわざバリューへ買い物に来たくなるという気持ちがだんだん分かってきたぞ。

 

石川社長にインタビュー

「バリュー」のこだわりや社長の思いをあれこれ聞いてみたぞ。

-先代の時代は、ディスカウント商品を主流に販売するスーパーだったと伺ってますが、現在の地域に密着したこだわりのスーパーになったきっかけは何かあったんですか。

石川社長:父はこだわりの商品や全国の美味しい商品を販売したいという思いがあったようですが、当時はディスカウント主流の時代でしたので。牛乳は香川県から仕入れた1,000mlの商品を168円で売ってました。そしたら、あるとき近所の酪農家さんから「どうしてひまわり乳業の牛乳を売らんがで。」と言われました。地元であるひまわり乳業の牛乳は1000mlが198円でしたので、当時販売していたものより30円も高い。売れるかどうか心配でしたが、置いてみることにしました。そうすると、高いひまわり乳業の牛乳が売れたんです。このときに、地域のものは少々高くても売れるんだということに気づきました。地域のものということに価値があるんだということがわかり、人口がどんどん減っていく中、店の売り上げを考えても安い商品ばかりを売っていくより、少々高くても買ってもらえるのなら、そのような厳選した商品も売っていこうと思い、少しづつ地域のものやこだわりの商品を並べていくようになりました。

-山田のかかし市も人気のコーナーと伺ってますが、工夫されていることはありますか。

石川社長:このコーナーはお客さんが店内で一番最初に立ち寄るコーナーで「磁石の効果」があると思ってます。私が父から社長を受け継いだ後、父が田舎暮らしをしたいと土佐山田町でも少し田舎になる岩次という地区に引っ越しました。そこで農家の方々と知り合いになり、その農家の皆さんの作ったものをバリューで売りたいと父から話がありました。そうして、販売し始めたのが「山田のかかし市」です。土佐山田町の岩次地区から始まった「山田のかかし市」が、いまでは香美市周辺の生産者にまで広がり、会員数が800人ほどになりました。1日5回生産者にメール配信し、少なくなった商品は補充をしてもらってますので、午後でもだいたい商品は揃っていると思います。

-原材料にこだわった商品もありますが、これも何かきっかけがあったんですか。

石川社長:次男が小さい頃からアレルギーがあり、原材料を気にしたり食品の除去をしなければならなかったのがきっかけですね。それで、奥さんがバリューで買い物をしなくなってしまったんです。宅配の「コープ自然派」で買い物をしていましたが、そのコープ自然派のチラシを見て驚きました。それまで気にしていなかった、「国産原材料」や「PHF(収穫後農薬不使用飼料)」など、どんな原材料を使っているか、どんな餌を与えたものかなどをそれぞれの商品に表示して、その商品の安全性を伝えていたんです。

そのときに安全な食品を取りそろえることも大事だけれど、それを消費者に伝える、見せることも大事だと気づきました。それで、安心で安全な商品の取り扱いを始め、それをポップなどでお客さんに伝えるようにしました。一番最初は国産材料からしか作れない米油を仕入れましたね。それから、原材料にこだわった商品が少しずつ増えてきてます。8年位前から安心・安全な国産原料を使用し、多くの食品添加物をカットした商品を展開する「こだわりの味協同組合」の商品を扱うようになりました。

-こだわりの商品をたくさん置いていますが、その中で石川社長おすすめの商品を教えてください。

石川社長:原材料にこだわった商品を「バリュー自然派プレミアム」というネーミングで販売しています。おすすめは、その食パンですね。国産原材料にこだわった商品で、トーストすると中がもっちりしていて人気の商品です。

この竹輪もお薦めです。リン酸塩を使わず仕上げた無燐すり身を使用しているので、安心安全で素材の味がしっかり分かる竹輪です。

この田舎寿司もおすすめです。バリューノア店とバリューあけぼの店では週末限定で販売してますが、かがみの店では毎日販売しています。全国のスーパーマーケットやコンビニが出品する全国コンテストの「お弁当・お惣菜大賞2018」で最優秀賞を受賞しました。地元の食材にこだわり、その中にオリジナリティーを加えて作ってます。

-これからバリューをどんなスーパーにしていきたいですか。

石川社長:「料理する人を応援する店」になりたいと思ってます。夫婦共働きの家庭が多くなったこともあり、昔と比べると家庭料理をつくることが少なくなってしまったと思います。そんな中でも、家族に料理を作るのに材料をコンビニやドラッグストアで買おうと思わないというお客さんの声を聞き、スーパーは料理する人を応援しないといけないと思いました。また、料理する人に安心して買い物してもらうためにも、こだわりの商品や地元の商品を並べていきます。

 

バリューのこだわり商品

店内の随所にこだわりが感じられる。無添加にこだわったペットフード。

香美市で唯一の豆腐店、小松豆腐店の田舎とうふ。

高知市で「生きた味噌」を作るといわれる宇田味噌製造所の味噌。

国産材で作られた割り箸。この割り箸はバリューでお弁当を買ったときに添えられている割り箸だ。

店内のいろいろなところで、これまで見たことのない商品を見つけることができた。

まだ「バリュー」に行ったことがない皆さん、週末に少し足を伸ばして行ってみてはいかがだろう。料理の「さしすせそ」砂糖、塩、酢、醤油、味噌のほか、油や小麦粉などの粉類から加工品まで、色々なこだわりの商品に出会えるぞ。

「こんな商品があるんだ。」「こんなモノが売っている。」と店内のいろんな売り場で足を止めてしまうこと間違いなし!週末通いのファンになってしまうかも。

 

施設情報

・バリューかがみの店
住所:土佐山田町百石町2丁目6-16
TEL 0887-53-5196
営業時間:午前9時~午後9時

・バリューノア店
土佐山田町栄町222番地
TEL 0887-52-2131
営業時間:午前9時~午後9時45分

・バリューあけぼの店
土佐山田町344-5
TEL 0887-53-5055
営業時間:午前9時~午後9時

 

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